素敵な贈り物☆。.:*・゜
離任した先生のショックと温斗くんと喋れなかったというダブルダメージを受けて重い足取りでとぼとぼと家に帰ってきた。




ご飯もなぜか喉を通らない。



部屋に戻ってからも何もすることなくひたすらマンガをあさって読みこんでいた。








コンコンッ

『はーい?なに?お母さん』





「お友達が玄関に来てるんだけどバレンタインあげた子かしら?」





『えっ?!うそ!』





私は部屋からドタバタとさっきまでの自分とは反対の速さで玄関までいった。





ガチャ。『どうして家わかったの?!』





「ごめん。ここら辺の地区の子にきいた。あ、これホワイトデー」





『さっき渡せば良かったのに笑わざわざありがとうね』





「いや。学校には持ってってなかった。」





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