桜咲く季節、僕は君に恋をした。
「ララくん。こんにちは」


美咲は僕の頭を温かい手で撫でてくる。スリスリ甘えると抱き上げられた。


「美咲ちゃん、ほんとララが好きね」


「だってララくん甘えん坊さんだから。他の猫にはない魅力があっていいんです」


そう言ってもらえて、僕は嬉しい。



だけど僕のこの感情は、きっと「恋」だから。



君の「好き」とは違うよね?
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