彼の嘘 彼の本音
「藤真の彼女、初めて見たー。
なんか、変な気分。」
「……。」
「どっちから告白したの?」
「あ、…、」
紗也さんに聞かれて戸惑うあたし。
「別にいいだろ。
てか、紗也、アイス食わねーの?」
藤真君が返事して、紗也さんに聞く。
…今、さりげなく話変えた。
「あ、食べる!
夢ちゃん、アイス食べる?
買ってくるよ。」
「あ、…いや、あたしはいいです。」
「そう?大樹さんは?」
「ん?あ、いや、俺もいいよ。」
「そ、ですか。あ、じゃああたしもやめとこうかな。」
「いいよ、紗也ちゃん。待ってるから買ってきなよ。」
「…でも、」
チラッと注文口を見れば、外が寒いせいか店に入ってきたお客さんで少し混んでいた。
紗也さんは、多分待たせるといけないと思ったんだろう。
大樹先輩に言われても渋っていた紗也さんを見かねてか、
「紗也、バニラでいいか?」
「え?あ、うん。
いや、藤真!待って、あたしが買いに行くよ。」
「すんません。あんまり遅かったら先ショー見に行っててもらってもいいんで。」
「いや、待ってるよ。気にしないで。」
紗也さんを余所に、男2人で会話が進んで行く。
結局、買いに行った藤真君を追って紗也さんもいなくなった。
なんか、変な気分。」
「……。」
「どっちから告白したの?」
「あ、…、」
紗也さんに聞かれて戸惑うあたし。
「別にいいだろ。
てか、紗也、アイス食わねーの?」
藤真君が返事して、紗也さんに聞く。
…今、さりげなく話変えた。
「あ、食べる!
夢ちゃん、アイス食べる?
買ってくるよ。」
「あ、…いや、あたしはいいです。」
「そう?大樹さんは?」
「ん?あ、いや、俺もいいよ。」
「そ、ですか。あ、じゃああたしもやめとこうかな。」
「いいよ、紗也ちゃん。待ってるから買ってきなよ。」
「…でも、」
チラッと注文口を見れば、外が寒いせいか店に入ってきたお客さんで少し混んでいた。
紗也さんは、多分待たせるといけないと思ったんだろう。
大樹先輩に言われても渋っていた紗也さんを見かねてか、
「紗也、バニラでいいか?」
「え?あ、うん。
いや、藤真!待って、あたしが買いに行くよ。」
「すんません。あんまり遅かったら先ショー見に行っててもらってもいいんで。」
「いや、待ってるよ。気にしないで。」
紗也さんを余所に、男2人で会話が進んで行く。
結局、買いに行った藤真君を追って紗也さんもいなくなった。