魔法少女ゆめみ♡
…それは一瞬の出来事だった。ガラスの破片は方向を変え、私に突っ込んできた。
「は。」
私はさっと机の下に伏せた。
なにあれ。なんで私のところに飛んでくんの。
カシャン パラパラ…
ガラスの破片は床に落ちた。
「大丈夫ですか!?怪我は!?誰か!他の先生を呼んできてください!」
「先生…怪我はしてませんよ。私は大丈夫です。」
めんどくさい事に巻き込まれたくないんだよ。
「あの…私、少しかすっちゃいました…。」
見るとマナの腕に小さいかすり傷が出来ていた。
「あらあら!大変!早く保健室に!」
…は?まって。マナへの復讐ってたったこれだけ?え?何?腕、全然使えるじゃん。
「ちっ。」
私は舌打ちをした。
< 58 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop