バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
「料理の試食会もあったし、本当に大忙しだったね。私もかなり疲れた」
「そんなこと言って倉本さん、すっごい元気じゃないですか。念願のコーディネーターになれてよっぽど嬉しいんですね」
ぷっくりした丸顔で、くりっとした目がとてもチャーミングな泉ちゃんは、まだ二十歳。私より五歳も年下だけど、同期ということでお互いフランクに話している。
「まだ辞令をもらってないから、正式な肩書じゃないってば」
「でもその制服、似合ってますよ。カッコイイ」
そう言われた私は、自分が身につけている制服を改めて見下ろした。
襟元に小さなスワロフスキーのラインが施されている黒のテーラードスーツは、ブライダルコーディネーターに支給されている専用のスーツだ。
これを着たかったのよー! ずっと!
「そんなこと言って倉本さん、すっごい元気じゃないですか。念願のコーディネーターになれてよっぽど嬉しいんですね」
ぷっくりした丸顔で、くりっとした目がとてもチャーミングな泉ちゃんは、まだ二十歳。私より五歳も年下だけど、同期ということでお互いフランクに話している。
「まだ辞令をもらってないから、正式な肩書じゃないってば」
「でもその制服、似合ってますよ。カッコイイ」
そう言われた私は、自分が身につけている制服を改めて見下ろした。
襟元に小さなスワロフスキーのラインが施されている黒のテーラードスーツは、ブライダルコーディネーターに支給されている専用のスーツだ。
これを着たかったのよー! ずっと!