颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「それでユウキさんとは?」
「月に一度は会ってる。悠斗がいない平日の昼間に来て養育費を置いてくの、ランチがてらにね」
「ランチ? じゃあ近くにお勤めなんですか?」
「ええ。そろそろね、悠斗にも合わせようと思ってる。悠斗ももう高校3年生でしょ。もういい加減いろんなことも分かる年だし」
「18歳になったら会わせる、と言ってましたもんね」
「もし悠斗が許してくれたら私、ユウキくんと籍を入れようと思ってる」
はい?
「ええーっ!! ダメ、ダメですっ! ちょっと待ってくたさい!」
「どうして?」
「いや……あの、そのですね……ええと。やっぱり何でもないです」
桐生颯悟、ピンチだ。
このままだと早百合さんはユウキくんと結婚してしまう。
でもここまで来て、桐生颯悟に勝算はあるのか?
*―*―*
朝起きると桐生颯悟はキッチンでオムレツを焼く。
カウンターで2人で食べる。片付けなんかはその時々で担当は変わる。
出勤する。佐藤課長は憂いのある顔でモニターを睨む。
私は社内外と連携を取り、ポスターやウェブCMのデザインをチェックする。
定時で上がってはむはむカフェでジャレッドさんと英会話バイト。
桐生颯悟は夕飯をすませていく。
「月に一度は会ってる。悠斗がいない平日の昼間に来て養育費を置いてくの、ランチがてらにね」
「ランチ? じゃあ近くにお勤めなんですか?」
「ええ。そろそろね、悠斗にも合わせようと思ってる。悠斗ももう高校3年生でしょ。もういい加減いろんなことも分かる年だし」
「18歳になったら会わせる、と言ってましたもんね」
「もし悠斗が許してくれたら私、ユウキくんと籍を入れようと思ってる」
はい?
「ええーっ!! ダメ、ダメですっ! ちょっと待ってくたさい!」
「どうして?」
「いや……あの、そのですね……ええと。やっぱり何でもないです」
桐生颯悟、ピンチだ。
このままだと早百合さんはユウキくんと結婚してしまう。
でもここまで来て、桐生颯悟に勝算はあるのか?
*―*―*
朝起きると桐生颯悟はキッチンでオムレツを焼く。
カウンターで2人で食べる。片付けなんかはその時々で担当は変わる。
出勤する。佐藤課長は憂いのある顔でモニターを睨む。
私は社内外と連携を取り、ポスターやウェブCMのデザインをチェックする。
定時で上がってはむはむカフェでジャレッドさんと英会話バイト。
桐生颯悟は夕飯をすませていく。