颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
初めて入る部屋。
私の部屋と同じ大きさで同じ作り。ほんのり香るラベンダーの香り。アロマディフューザーがシューシューと煙を吐いていた。
黒を貴重にした家具、ソファ、ベッド。
ベッド?
桐生颯悟はそのベッドの上に私を下ろした。背中でスプリングがはねた。彼はそのまま私の上に覆い被さり、私を見下ろした。
ごくり。桐生颯悟の喉仏が動いた。
いや、待って。待て待て。
この流れだと、このまま……?
「そ、颯悟さん、あの、準備が。えっとですね、下着の準備とかムダ毛の処理とかですね」
「いいよ、そんなの」
「よくありませんって」
「今夜は下着もムダ毛も関係ないから」
「関係ありますって!」
「そういう意味じゃない。だから……今日はしない」
私の部屋と同じ大きさで同じ作り。ほんのり香るラベンダーの香り。アロマディフューザーがシューシューと煙を吐いていた。
黒を貴重にした家具、ソファ、ベッド。
ベッド?
桐生颯悟はそのベッドの上に私を下ろした。背中でスプリングがはねた。彼はそのまま私の上に覆い被さり、私を見下ろした。
ごくり。桐生颯悟の喉仏が動いた。
いや、待って。待て待て。
この流れだと、このまま……?
「そ、颯悟さん、あの、準備が。えっとですね、下着の準備とかムダ毛の処理とかですね」
「いいよ、そんなの」
「よくありませんって」
「今夜は下着もムダ毛も関係ないから」
「関係ありますって!」
「そういう意味じゃない。だから……今日はしない」