颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
風邪?
昨日のゴルフコンペで雨に打たれながら大人をひとり背負ってクラブハウスまで歩いて避難して、そのあとも停電でバタバタして冷えた体を乾かすことも温めることもできずにいて。
キスも手も熱かったのは、物理的に温度があったということ??
彼の体を抱きしめてコロンと寝返り、桐生颯悟を仰向けにした。
「颯悟さん、ちょっと中断です。体温計持ってきます」
「やだ……いかない、で……」
「すぐもどりますから」
「じゃ……キス、して……?」
もう。ちゅ。
颯悟さん、カワイイ。
えっと、今はそれどころではなく。
私の手首をつかむ桐生颯悟の手を外して体温計を取りに行き。
果たして1分後。
ピピピ、ピピピ、ピピピ。
「37度9分です」
「そう……なんか、寒い」
「取りあえず寝ましょう」
「添い寝して?」
もう。ちゅ、ちゅーっ。
寒いってことはまだ熱が上がる証拠だ。
えっと、布団布団。
*―*―*
昨日のゴルフコンペで雨に打たれながら大人をひとり背負ってクラブハウスまで歩いて避難して、そのあとも停電でバタバタして冷えた体を乾かすことも温めることもできずにいて。
キスも手も熱かったのは、物理的に温度があったということ??
彼の体を抱きしめてコロンと寝返り、桐生颯悟を仰向けにした。
「颯悟さん、ちょっと中断です。体温計持ってきます」
「やだ……いかない、で……」
「すぐもどりますから」
「じゃ……キス、して……?」
もう。ちゅ。
颯悟さん、カワイイ。
えっと、今はそれどころではなく。
私の手首をつかむ桐生颯悟の手を外して体温計を取りに行き。
果たして1分後。
ピピピ、ピピピ、ピピピ。
「37度9分です」
「そう……なんか、寒い」
「取りあえず寝ましょう」
「添い寝して?」
もう。ちゅ、ちゅーっ。
寒いってことはまだ熱が上がる証拠だ。
えっと、布団布団。
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