颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「今晩はここに泊まっていい?」
「えっ、や、その」
「みのりはイヤ?」
「イヤっていうか、その、恥ずかし……コホッコホッ」
「もう2晩も一緒に過ごしたのに?」


そう言いながら桐生颯悟は私の布団の中にもぐってきた。


「ちょ、あの……☆§●※▽■〇×?!」


先週のみのりの真似をしたまでだけど?、と言いながら私に腕枕をした。

確かに添い寝しましたけど。
桐生颯悟のベッドはセミダブルで広いので。
フツーのシングルだと密着度が各段に違うんですが?

そんなことはお構いなしに桐生颯悟は私の額にキスをした。




*―*―*

まあ、もちろん。わたしが寝付いた後は隣のベッドで桐生颯悟は休んでいたけれど。

私が熱と咳で目を覚ますと、ベッドを降りてきて、私の背中をさすり、スポーツ飲料を飲ませて。つきっきりで看病してくれた。

朝になって咳は落ち着いてきたけど、熱は37度台から下がることはなく。
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