颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
私も起きよう。シャワーを浴びようとベッドを降りるも、着るものがなかった。昨夜は下着姿でこの部屋に来たけど、脱がされた下着はどこにもない。
仕方なく、白いシーツを引っ剥がして体にまといつかせ、ドアを開けた。
香ばしいコーヒーの香りが鼻を突いた。
桐生颯悟はソファで文庫本を広げていた。モスグリーンのTシャツに杢グレーの半パン。私に気づいて手にしていたマグをテーブルにおいた。
フレームなしのレンズで私を見つめる。
あきれてる風でもないが、喜んでる風でもない。
真面目な真剣な眼差しで……。
あ。
桐生颯悟の顔はみるみるうちに赤く染まった。そして文庫本に目線を下ろした。
照れてるらしい。
それを見て、こっちまで恥ずかしくなった。一度こうなってしまうと意識してしまって、昨夜の出来事が次から次へと脳内に浮かんでくる。
「お、おはようございま、す」
「おそようだけどね」
早く自分の部屋に入って下着と服を着なくては。胸にあてたシーツを落とさぬようにギュッとつかんで歩く。
でもシーツは意外にも長くて。
「ひゃあっ!!☆§●※▽■〇×?!」
仕方なく、白いシーツを引っ剥がして体にまといつかせ、ドアを開けた。
香ばしいコーヒーの香りが鼻を突いた。
桐生颯悟はソファで文庫本を広げていた。モスグリーンのTシャツに杢グレーの半パン。私に気づいて手にしていたマグをテーブルにおいた。
フレームなしのレンズで私を見つめる。
あきれてる風でもないが、喜んでる風でもない。
真面目な真剣な眼差しで……。
あ。
桐生颯悟の顔はみるみるうちに赤く染まった。そして文庫本に目線を下ろした。
照れてるらしい。
それを見て、こっちまで恥ずかしくなった。一度こうなってしまうと意識してしまって、昨夜の出来事が次から次へと脳内に浮かんでくる。
「お、おはようございま、す」
「おそようだけどね」
早く自分の部屋に入って下着と服を着なくては。胸にあてたシーツを落とさぬようにギュッとつかんで歩く。
でもシーツは意外にも長くて。
「ひゃあっ!!☆§●※▽■〇×?!」