颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)


「パジャマ……パジャマ……着せて」
「……く、もう。みのりは……ひと……も知らないで」


勝手に腕が動いてスルスルと腕に布が通る。魔法使いが私にパジャマを着せている夢だ。いいなあ、こういうの。自動ですべての身支度をしてくれる魔法使いがいたら。

布団をばふっと掛けられた。ああ、あったかい。ちゅ。唇になにか触れた。おやすみのキスかあ。魔法使いさんは気が利くなあ……。

このまま、眠ろう。明日も仕事だ。



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