気づけよ、好きってことくらい。
夢中になってナオを感じる。


ルームウェアは着替えやすいよう出来ているため、すぐ脱がされてしまう。


そして、そこを舌が這う。


…あたしは、それを感じることしかできない。


そこからさきは、詳しく記憶が残っている訳ではないけど。


ただ、優しく、でもちょっと意地悪で。


強引に、奪われたことは、覚えている。


「…っ凛音……っ」


愛してる。


その言葉を最後にあたしの意識は途絶えた。
< 100 / 135 >

この作品をシェア

pagetop