気づけよ、好きってことくらい。
そして、いつからか好きだと。


そう思っている僕がいた。


だから、身長が伸びるように嫌いだった牛乳もたくさん飲んだし、


料理だってたくさん練習したし、


スポーツだってなんだって努力した。


だって、凛音、素直にすごいね、かっこいいね、なんて言ってくれちゃうから。


そのたった一言のためにどれだけがんばったか。
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