気づけよ、好きってことくらい。

ナナミとヒロト

ヤキモチを焼いたことすら自覚してないバカな親友との電話を切ったあと。


今日のことがまた思い出される。


バイトの帰り道、ヒロトに会いたくなって、ヒロトの家に向かった。


そしたら、ヒロトの家の近くのスーパーから出てくるヒロトと、

あたしとは正反対な小さくてかわいい女の子。


「は?」


いやいやいや、きっと見間違い。


あたしの勘違い。
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