気づけよ、好きってことくらい。
ほんとにもうどうすればいいのかわからなくて、高校時代の大親友だった、ナナミに電話をかける。



「もしもし〜ナナミ〜〜〜」



「…なに、いつも以上に情けない声だけど」



「あのね〜、」



今日起こったことを話し始める。



「え、ちょっと待って、詳しく聞きたい。


明日10時にあたしんち来てよ」
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