最恐ドクターの手懐けかた II








早めに昼食を食べ終え、外科病棟へ急ぐ。

お義父さんのことを思うと身体が震えた。

というのも、優しいお義母さんは私を快く迎えてくれたのだが、お義父さんはこれといってノーコメントだった。

もしかして、私は嫌われているのではないか。

大切な琥太郎が、変な女に捕まっているのではないか、そう思っているのではないか。

想像するだけで身体が震えてしまうのだった。



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