最恐ドクターの手懐けかた II
こんな超高級メロンをいただくわけにはいかないし、このおっさんたちに気を遣ってもらうのも申し訳ない。
だから逃げようとするが、
「食ってけよ」
お義父さんに言われると、そうするしか出来なくなる。
だから仕方なくソファーに腰を下ろした。
そんな私を、琥太郎君にはもったいないなんて可愛がってくれる三人。
「そういえば奈々ちゃん、柚ちゃん柊君と同い年だって?」
ベッドに繋がれているお義父さんが、サラリーマンのおっさんに言う。
それで思わず、
「柊君?」
声に出してしまった。