最恐ドクターの手懐けかた II
そんな中……
ガラッと扉が開く。
そして、
「親父……!?」
遠藤先生が飛び込んでくる。
そんな遠藤先生は、おっさんたちに囲まれてソファーで超高級メロンを食べている私を見て、目を丸くした。
文字通り目がまん丸になって、吹き出しそうになった。
「お前……こんなところで何してんだ!?」
焦る遠藤先生に、
「まあまあ、落ち着いてよぉ」
柊君の父親がにこにこして言う。
「ちょうど奈々ちゃんがお見舞いに来てくれたから、メロン食べてたんだぁ」
こんな美味しい超高級メロンを頂いてしまって申し訳ない私は、メロンを口に入れたまま俯いた。