最恐ドクターの手懐けかた II
そんな訳で、またまた遠藤先生と二人で内診室に置き去りにされてしまった。
「触らないでください!変態!!」
震える私を、彼は困ったように見下ろす。
その頰は微かに赤くて、さらに恥ずかしくなってしまう。
「みっ……見ましたよね?」
あー、もう!!
遠藤先生だけには見られたくなかった。
だって、恥ずかしすぎるじゃん!
他の女の人と比べてどうとか思われるの、嫌じゃん!
それなのに、破水だと思って焦り過ぎて……
一生の不覚だ。