最恐ドクターの手懐けかた II
「あ、あの!!
今日は私にコーディネートさせてください!!」
そう言って、彼のクローゼットを漁る。
中には変な服しか入っていなくて、まともなパンツを見つけるのに時間がかかった。
ようやくマシなジーンズを見つけた時には周りに服が山のように散らばっていた。
だけどそれは、ただのジーンズではなくて……今どき時代遅れなほどの、超ダメージブリーチジーンズだったのだ。
太ももあたりがスケスケになっていて、下着が見えている!
しかもその下着、赤色のビキニでうっとなる。
うわー……
やっぱりあり得ないわ。
いいムードになっても、この下着を見た瞬間やる気なくなるわ。
心の中で呟いた。