最恐ドクターの手懐けかた II
こんな調子でサッカー観戦も終わり、遠藤先生と夕食を食べて家に帰った。
帰る途中も小沢小沢とブツブツ呟く遠藤先生。
心配しなくても、本気で小沢樹を好きになるほど愚かではないのに。
そして、家に帰った瞬間、スイッチが切れたようにベッドに倒れこんだ。
続いて微かな寝息が聞こえてくる。
気持ちよさそうに目を閉じる彼の髪をずっと撫でていた。
あぁ、抱くなんて散々豪語して、自分が倒れてしまうなんて。
本当にお騒がせな人だ。
こんな遠藤先生が、たまらなく愛しい。
もし本当に抱かれてしまったら、私は生きていられるのだろうか。