最恐ドクターの手懐けかた II
遠藤先生がこんなにも優しいことを知っていれば、もっと早く好きになっていただろう。
ちゃんと交際して、順序を踏んで妊娠しただろう。
「お前、眠れねぇんだろ?
今日は俺がいてやるから、安心して寝ろ」
あー、またカルテ見たんだ。
色々不安で眠れないって言っていること知ってるんだ。
遠藤先生の言う通り、今日はしっかりと眠れそうだ。
大好きな先生にくっついていれば、安心してそのうち眠ってしまうから。