最恐ドクターの手懐けかた II
しばらくして遠藤先生が戻ってきた。
その横には、彼の肩に手を置いた桃尻先生がいる。
…… はぁ!?
喧嘩売ってんのか、コイツ!!
ムッとする私だが、当の遠藤先生は何も思っていないらしい。
「遠藤先生。
さっきの解説、すごく勉強になりましたぁ」
ぶりぶりしている桃尻先生に、
「またいつでも聞けよ」
なんて言っている。
この……下心満載変態医師め!
このビッチ研修医に鼻の下伸ばしてんじゃねー!!
そんな言葉が出かかった。