最恐ドクターの手懐けかた II








こんな訳で、みどりちゃんとの半相部屋生活が始まった。

いつも一人でぼけーっとしていた時間は、途端にみどりちゃんとの楽しい時間に早変わりした。

漢マンを見て馬鹿と言い合ったり、テレビで柊君の試合を見たり。

いつのまにか柊君が持ってきたプレステを繋ぎ、ゲームをしたり。

遠藤先生が泊まってくれる夜は間仕切りを閉じ、遠藤先生と二人っきりの時間を堪能した。





「遠藤先生、ありがとうございます」




そう言うと、そっと抱きしめてくれる。

その胸に顔を埋め、心地よい夢の世界へと入っていった。



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