最恐ドクターの手懐けかた II
Case.13 あんたは漢マンです
「頸管はあれ以来短くなっていないね。
確かに安静が必要だけど、家で安静にしていられるなら退院してもいいよ」
その予想外の言葉に戸惑いながらもホッとした。
どうやら私の頸管は持ち直してくれたらしく、以前ほど緊急性の高い状態ではないらしい。
やっと家に帰れる。
みどりちゃんに会えなくなるのは寂しいけど……きっとまたお互い無事に出産したら会えるから。
「ありがとうございます」
大きくなった腹部を押さえ、立ち上がった。