最恐ドクターの手懐けかた II









店長はまもなくやってきた。

たくさんの食材とともに。

クールでかっこいいFらしからぬ人の良さそうな笑顔でパントリーを見て、びっしり漢ラーメンが詰まっているから引いていた。





「琥太郎君……

マジで漢ラーメンばっか食ってると、病気になるぞ?」



そう言う店長に、



「うるせぇ!

俺は医者だから大丈夫だ!」



意味不明な言葉を放っている。

それにしても失礼極まりない。

店長はせっかく料理を作りに来てくれたのに、遠藤先生は怒鳴ってばかりだ。


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