最恐ドクターの手懐けかた II
漢マンなんてふざけにふざけているのに……
それに続く歌詞を見て、頰を涙が流れた。
そこには、亡くなった女の子を思い出す青年の姿が描かれていた。
生きていたらどんな少女になったとか、将来はステキな男性と結婚して幸せになるはずだったとか。
彼女のことをまだ忘れられない自分は、年頃の女の子を見ると彼女を思い出してしまう。
だけど自分は、今や愛する女性と子供に恵まれている。
亡くなった女の子は、この幸せを知らない。
女の子のためにも自分が幸せになると決意する、そんな悲しくも前向きな物語だった。
『見ていてね、空から。
今俺は最高に幸せだから』