最恐ドクターの手懐けかた II
「奈々ちゃん……
あたしで良かったら、いつでも相談に乗るよ」
がしっと手を握ってくれる、みどりちゃん。
そんなみどりちゃんは言ってくれる。
「琥太郎君、こんなにいい奥さんをもらったのに、悲しませちゃいけないじゃん!!」
その気持ちがすごく嬉しい。
そんなみどりちゃんに、思わずみどりちゃんの夫の職業について話をしそうになる。
でも、それこそ夫婦の消滅の危機だと思い、黙っておくことにした。
その時が来たら、絶対にみどりちゃんの味方をしようと肝に銘じながら。