最恐ドクターの手懐けかた II





「奈々ちゃん……

あたしで良かったら、いつでも相談に乗るよ」




がしっと手を握ってくれる、みどりちゃん。

そんなみどりちゃんは言ってくれる。




「琥太郎君、こんなにいい奥さんをもらったのに、悲しませちゃいけないじゃん!!」





その気持ちがすごく嬉しい。

そんなみどりちゃんに、思わずみどりちゃんの夫の職業について話をしそうになる。

でも、それこそ夫婦の消滅の危機だと思い、黙っておくことにした。

その時が来たら、絶対にみどりちゃんの味方をしようと肝に銘じながら。



< 33 / 406 >

この作品をシェア

pagetop