最恐ドクターの手懐けかた II






畑中先生は少し下を向いて考えた。

そして、看護師に告げる。




「私は外来が詰まっているので、遠藤先生を行かせます」



その瞬間、



「はぁ!?」



遠藤先生は顔を歪めて素っ頓狂な声を上げた。




「俺、あいつらから言われてるんですよ。

みどりの下半身見るなって!!」





うわー。

やっぱり遠藤先生嫌がられているんだ。

そりゃあ、そうだよね。

漢マンみたいな変態に見られたくないよね。





頷く私に、



「てめぇなに同意してんだ!!」



声を荒げる遠藤先生。




「てめぇは拒否っても、俺は分娩室に入ってやるからな!!」



< 338 / 406 >

この作品をシェア

pagetop