最恐ドクターの手懐けかた II
畑中先生は少し下を向いて考えた。
そして、看護師に告げる。
「私は外来が詰まっているので、遠藤先生を行かせます」
その瞬間、
「はぁ!?」
遠藤先生は顔を歪めて素っ頓狂な声を上げた。
「俺、あいつらから言われてるんですよ。
みどりの下半身見るなって!!」
うわー。
やっぱり遠藤先生嫌がられているんだ。
そりゃあ、そうだよね。
漢マンみたいな変態に見られたくないよね。
頷く私に、
「てめぇなに同意してんだ!!」
声を荒げる遠藤先生。
「てめぇは拒否っても、俺は分娩室に入ってやるからな!!」