最恐ドクターの手懐けかた II





「お前は知らねぇだろうが、俺は十ヶ月我慢してきた」




そう吐き、また唇を塞がれる。

まるで噛み付くような激しいキスに、息をするのがやっとだった。





「お前が隣で寝てる時、何回襲おうと思ったか知ってるか?

俺が何回一人で妄想してたか知ってるか?」





うわ、キモい。なんて言葉、出てこなかった。

そんなにも遠藤先生に大切にされ、愛されていたことを思い知る。



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