最恐ドクターの手懐けかた II







「身体……キツくねぇか?」




低く心地よい声でそっと聞く彼に告げた。





「キツイです。

胸がドキドキして……」





……そう。

こんなにもきゅんきゅんしてもいいのかと思うほどに。





愛しすぎる遠藤先生をぎゅっと引き寄せて、唇を重ねた。

彼は私の腹部にそっと触れ、



「それは大丈夫だな」



愛しげに笑う。

そんな遠藤先生を見て、私も目を細めていた。




遠藤先生が大丈夫だと言うから、大丈夫だと思う。

だけど、もうすでに身体は熱く、頭はぼんやりしている。

彼が触れる腹部がきゅーっとなった。



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