最恐ドクターの手懐けかた II





にこやかに笑う戸崎柊に聞いていた。




「あっ、あの!!

柊さんの作品って……」




その瞬間、彼の顔色が変わる。

そして、



「作品!?」



素っ頓狂な声を上げた。

そのまま焦りながら、彼は私に詰め寄る。





「作品って何だ?

お前、もしかしてあれを知ってんのか!?」




ヤバイ、ビンゴだ。




「あれ、みどりには内緒なんだ!

絶対言うな!!死んでも言うな!!!」





それにしてもコイツ、馴れ馴れしい。

初対面の私に、お前呼ばわりだ。

そして、みどりちゃんの前で自ら自爆するなんて!!


< 45 / 406 >

この作品をシェア

pagetop