最恐ドクターの手懐けかた II
にこやかに笑う戸崎柊に聞いていた。
「あっ、あの!!
柊さんの作品って……」
その瞬間、彼の顔色が変わる。
そして、
「作品!?」
素っ頓狂な声を上げた。
そのまま焦りながら、彼は私に詰め寄る。
「作品って何だ?
お前、もしかしてあれを知ってんのか!?」
ヤバイ、ビンゴだ。
「あれ、みどりには内緒なんだ!
絶対言うな!!死んでも言うな!!!」
それにしてもコイツ、馴れ馴れしい。
初対面の私に、お前呼ばわりだ。
そして、みどりちゃんの前で自ら自爆するなんて!!