最恐ドクターの手懐けかた II





「桃尻先生は確かにイラッとしますが、遠藤先生にだって責任はあります。

それに、前から言っているように、私はシングルマザーでもいいですから」




平静を装うが、その言葉は震えていた。





遠藤先生と結婚して、幸せいっぱいだと思っていた。

だけど、惚れたほうが負けなのかもしれない。

私は不安と嫉妬で押し潰されそうだ。


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