最恐ドクターの手懐けかた II



そんな遠藤先生を、



「琥太郎」



彼のお父さんは呼ぶ。




「んだよ……」




顔を歪めて彼を見た遠藤先生に、お父さんは聞く。




「それで新曲の件、考えてくれたか?」



「こんな時まで仕事の話かよ」




遠藤先生は悪態をつき、その立派な家を出た。

だから慌ててそのあとを追いかけた。


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