最恐ドクターの手懐けかた II








「てめぇな!

何が生理だ!

てめぇが生理なら、大至急病院に行かないといけねぇよ!!」




遠藤先生はご立腹だった。

それはもう、久しぶりに見るほどに。

そんな彼にビクつきながらも笑ってしまう私に、彼は続ける。




「それに、てめぇなんで主治医は畑中先生なんだ?

普通俺だろ、俺!?」



「絶対嫌です」





それはもちろん、信頼出来ないからではない。

恥ずかしいからだ。

遠藤先生に下半身を見られるなんて、想像しただけで火を吹きそうだ。


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