最恐ドクターの手懐けかた II




「遠藤先生は診察する時、意識しないんですか?

ムラムラしないんですか?」



思わず聞くと、



「しねぇよ、仕事だから」



ホッとする答えが返ってきた。

だから安心したのは束の間、



「でも、お前なら無理。入れたくなる」



その予想外の変態発言に、



「じゃあ先生には絶対診せません!

出産の時も分娩室に入っちゃいけません!!」



大声で叫んでいた。



こいつ、最低だ。

こいつは基本的に変態漢マンだということを忘れてはいけない!!







こうして、私たちは別々に入浴してベッドに潜り込む。

その大好きな身体に身を寄せ、甘えるように頰を押し付けて眠った。

こういうのが幸せっていうんだ。

私だってそう思うよ。


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