紅色に染まる
私は首を傾げる。


「挑戦者以外には誰も居ないはず…ここに居るのは僕ら二人だけなのかな…?」


話が読めず私はただ聞いているだけになる。


「君はどうやってきたんだい?」


「…わからない。どうして来たのかもどうしてこんなところにいるかも…」


「…そっか…なら二人で行動しようか。1人だと心細いし。」


私は首を縦にふる。


「よかった…僕は雅斗。芹田 雅斗(せりた まさと)」


「私は…ほのか。」


「苗字は?」


「…しらない。」


「そっか…」


私達はそれだけ話して部屋の奥に進んでいく。


するとまた不思議な音声が脳内に響く。


《…0117、1130…0327…フロア2へ…》


何も無かった壁が開き奥には階段が見える。


数字…?フロア2…?


まだこんなのが続くの…?
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