僕と、野獣系の彼女
第3章
5月が終わり、6月
梅雨が近づきつつある、ちょっとムシムシする夕方
授業が終わり、図書館に立ち寄っていた僕は、自宅への近道をするため、人気の無い公園を横切ることにした
もう少し時間が遅ければ、この街の夜景が一望できる、また、カップルがより集まる、格好のデートスポット
でも今は、誰もいない
…はずだった
公園の奥の方から、なにやら話し声がしてくる
いや、よく聞いてみると…
男女が、喧嘩しているような
話し声が聞こえてくるのは、公園の入り口とは逆の方だ
公園を抜ければ、男女の喧嘩を見ることもない
第一、僕は平和主義者だから、面倒なトラブルにはかかわり合いになりたくない
梅雨が近づきつつある、ちょっとムシムシする夕方
授業が終わり、図書館に立ち寄っていた僕は、自宅への近道をするため、人気の無い公園を横切ることにした
もう少し時間が遅ければ、この街の夜景が一望できる、また、カップルがより集まる、格好のデートスポット
でも今は、誰もいない
…はずだった
公園の奥の方から、なにやら話し声がしてくる
いや、よく聞いてみると…
男女が、喧嘩しているような
話し声が聞こえてくるのは、公園の入り口とは逆の方だ
公園を抜ければ、男女の喧嘩を見ることもない
第一、僕は平和主義者だから、面倒なトラブルにはかかわり合いになりたくない