僕と、野獣系の彼女
「リン?」

僕はゆっくりと立ち上がり、ずれた眼鏡をかけ直す

「あ~つ~や~くんっ!なにしてんの?」

僕は特に腹も立てないし、驚きもしない

いつものことだからだ

慣れてる

彼女をよく見てみる

坊主に近いようなベリーショートの髪型

身長は僕と同じぐらい

そして、僕と同じ高校の制服

いや、校則違反バリバリの、ベリーミニに上げたスカート

スラリとした両足が、直立している

ちょっと、眼のやりどころに困る

「アツヤ!」

「うん…」

「なにしてんの?こんなとこで」

「写真を…撮ってたんだ」

「ふううん?」

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