好きになったのは、カレでした
「じゃあ、学校いくわ」
「あ、はい」
「めるちゃんも早く用意していくんだよ」
「あ、、はい」
……行かないけど。
村瀬さんは、リビングから出ていった。
……桃野さんは、
もう朝からいなかったなあ、、靴なかったし
この大きな家に、ひとり。
一人でいるのは慣れたけど、、
前いた場所よりは随分と居やすい。
テレビつけてても、何も言われないし…
ストーブつけてても何も言われない。
この冬にストーブつけないで、
良く暮らしてたなあ、私。
特に見るものもないから、
部屋戻ってバイトまで二度寝しよ……
「ふぁぁぁあ」
また、あくび出た。