好きになったのは、カレでした
仕事も終わり、
家に着いたのは10時すぎ。
━━━ガチャ
「おかえりなさい!めるちゃん!!遅いから心配したのよ~」
リビングから、走ってきたのは桃野さん。
「あ、すいません、、友達と遊んでて…ちょっと遅くなりました」
「そっかそっか!!学生さんだもんね!」
「着替えてきますね」
「うん、お風呂も入っちゃっていいよ〜」
私は、ぱぱっと部屋に着替えを取りに行ってお風呂入る。
「ふぅ、、」
今日だけで、
すごくみんなに嘘ついた、、
今考えれば矛盾ばっかり、
昼から学校って言ってみたり、
早く終わってバイトって、、
バイトじゃなくて友達と遊んでたって、、
……この家に来て、
自分で居ずらくしてるんじゃん、、
隠し事ばっかりして、、
でも、信用するのが……少し怖い。