好きになったのは、カレでした

「あ!もしかして、入居者さん!?」

「かわいい~」

「学生も悪くないな」

玄関にはいると、
バリビングがあるであろう、
扉から3人がバタバタとでてきた。

最初に出てきたのは、
綺麗な人で次に出てきたのは、
なんか可愛い人、最後に出てきたのは髪の毛が長めの男の人…カッコ悪くは無い。

ここって、男の人いるんだ。

「初めまして、櫛枝めるです」

「「「めるちゃん!」」」

3人は、口を揃えて私の名前を呼ぶ。

「あっはは〜、めるちゃん、もう人気者だ!んじゃあ、今日は帰るから!後日また来るよ!三人とも宜しくね!」

えっ、帰っちゃうの…?
さすがに早すぎじゃ……。

…遅かった。
引き止める前に、管理人さんはもういなかった。

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