『  』

「そういう君は?」


「私は、家には居にいくから
両親は共働きだから、いつも一人
学校でも、一人だけど」


「そっか、いいんじゃない
君が選択したことなんでしょ」


私が思っていた返答が返ってこずに、
あっけらかんに答えた彼に思わず


「そこは、一人なんてかわいそうとか言うところでしょ」


そう、冗談みたいに話した



「それは、言われたくない言葉でしょ
考えても無いことは、口からでないから」


図星をつかれて、少し腹が立った。

けれど、同時にこの気持ちを分かってくれた、嬉しいと思ってしまった。



「見透かしてる感じで何かムカつく」



「そうかな」



それが彼との最初の会話



それから、
話したいときに話す関係になった。




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