ねぇ…私じゃダメですか?
キミの幸せと私の後悔の話
あれからどれくらいの月日がたっただろう
季節はめぐり、私は高校三年生になった
あれから彼とはどうなったのかというと…
そう、私たちはクラスも変わり、彼とは話すことはおろか、顔を合わせることさえもなくなっていた
付き合っていたあの一年間が嘘のように
私たちはあの日から「他人」になった
彼はというと、私のことなんて忘れたかのように幸せそうに笑っていた
私は自分から別れを告げたくせに「戻りたい」とそればかり考えていた
いつの間にかキミの幸せは私の辛いになっていた
「卒業…か」
「もう、二度と会えなくなるのかな」
今だってほら、キミのことばかり考えている
私の心はいつだってキミしかいなかった
あなた以上の人なんて、きっと現れない
今までも、そしてきっと
これからも