Past and Present ~時を超えてあなたを愛する ~
「コンビニのご飯でいっか」
今日は美月先輩は出張でいないし、帰ってご飯を作るのもめんどくさい。
だからコンビニ弁当にすることにした。
空が明るいうちに帰ろう。
まだ時間は4時半。
こんなに早いのなんて久しぶりだ。
「今日は何食べよっかな~」
お弁当の並んでいる場所を見ながら私は悩んでいた。
さて、どうする。
今日はオムライスの気分でいたが、カツ丼も親子丼も捨てがたい。
「よし!」
私は結局どれか選ぶことができず、3つとも買ってしまった。
こんなに食べられるわけないのに。
まぁ今日、全部食べなきゃいけないわけじゃないし。
買い物を終えた私はマンションへと向かっていた。
いつもより明るいので夜は不気味な道も今はまだ大丈夫だ。
今日もあの人はいないのだろうか。
そんなふうに思いながら歩いていた時だった。
「何あの人、やばくない?」
「コスプレかなんかだろ」
そんな会話をしている2人組がいた。
2人は道の途中にある小さな公園の方を見ている。
コスプレってまさか!?
慌てて公園の方へ向かうと、ブランコに座っているあの人がいた。
まだここら辺をうろついていたとは......
話しかけるべきなのだろうか?
でも、話しかけた後はどうするの?
警察に連れていくのもなぁ......
んー
あっ、そうだ