愛されすぎて・・・
3:00になって、ショーが始まる時間になって、一気に静まり返る。
1時間に渡るショーがおわって、前のあたりに座っていた私たちは少し水がかかって、濡れた。
でも、夏だしちょうどいい感じに涼しいんだけどね。
やっぱり水族館大好きだなぁ。
また来たい!
「楽しかった?」
水族館から出て、駅のホームへ向かう。
「すごく楽しかった!ありがとう」
今までにない笑顔でそういうと、真司が顔を真っ赤にさせた。
「なんでそんな赤いの?」
「ばーか。可愛すぎるからに決まってるだろ?」
「・・・そんなことないって!」
真司はなんで、そんなに私のことを可愛いって褒めてくれるんだろう・・・
・・・考えてもわからない。
「早く俺を好きになれよ!」
なんて、ボソボソっと言っていたことに全く気づかなかった。