愛されすぎて・・・




なんとか自力で立てる・・・でも、地に足をつけるとき、振動で痛みが体が痛む。



手でなにかを掴みながら、歩くのがやっと。



「結菜ちゃん・・・?」



「・・・涼真?」



なんで・・・どうして・・・??


こっちに来たら、怪我がバレて、迷惑とか心配とかかけちゃう・・・



「来ないで・・・来たらダメ!!」



「・・・怪我してんじゃん」



涼真が急いで私の方へ駆け寄ってきた。


心配そうな顔をして、私を見る。



そりゃ、そうだよね・・・


私の体には、あざとか傷とかでいっぱいなんだもんね・・・


「保健室、行こう?おぶってくから」


「いいよ・・・ほら、私重いし・・・」


「いいから」


私にの前に背を向けてしゃがみこんで、おんぶする大勢になっていた。



「早く・・・」


「ごめんね」



< 156 / 365 >

この作品をシェア

pagetop