愛されすぎて・・・
「誰にやられたの?」
「・・・えっ?」
私はなにも言ってないのに、バレたの!?
「・・・コケただけだよ・・・私、どんくさいから」
「・・・本当のこと話して?」
誤魔化しきれないんだ・・・涼真には。
全部わかってるんだよね、きっと・・・。
「怪我だけじゃこんな傷にならねーだろ?」
どうやら、涼真にはお見通しみたいだ。
だから、隠し通しても仕方ないから、涼真には全部話した。
・・・真司のせい。
私はそう思ってしまいたいけど、自分にも非がある。
そう思っても仕方ないよね・・・
きっと私のせいなんだろうね。
だから、真司には絶対に言わないし、助けなんていらない・・・。