愛されすぎて・・・
02 私の好きな人
次の日の朝、私はお母さんに「行ってきます」と伝えて家を出た。
おっつ・・・
「・・・待ち伏せ?」
「人聞きの悪いこと言うなよ!ただ一緒にいたいだけ!」
「気持ち悪いから、そういうの!」
真司くんの家は全然違うところにあるのに、こんな私のために来てくれなくても・・・
って思う反面、誰かと一緒にいた方が楽しいからいいやって思う部分もある。
・・・でも、今思えばストーカー行為だよね?
違うのかな?わかんないけど・・・
絶対叶うわけないんだけど、もし今真司くんじゃなくて津田くんだったらいいなぁ、て思ったり・・・
「結菜ちゃん、今日も一緒に帰っちゃダメ?」
「やだ!私は今日こそ茜と帰りたいの!」
「そっか」