愛されすぎて・・・
何気ない会話をしながら歩いた。
家について、真司と分かれちゃう時間・・・。
早く2学期始まれーなんて思っちゃうんだよね?
いつもはずっと夏休みがいいーなんて言うんだけど・・・。
「結菜」
「ん??」
「ギュッてさせて?」
「うん」
私は息ができないくらいに真司に抱きしめられた。
茜が言ってた通り、私って愛されてるんだね?きっと・・・。
「じゃーな?また今度〜!」
そう言って、この前と同じように、私の額にそっと唇が触れた。
また私の顔が真っ赤な色に染まる。
真司の背中を見えなくなるまで見つめてから家に入った。
お母さんに真司が取った金魚を自慢してから、大きな水槽に移して、早速餌をあげた。
もう既に、真司に会いたいなぁ〜・・・
そんな思いが私の中で芽生える。